東北ドローンブログ

2026.10.09

【DJI Dock 3紹介②】車載設置編 ~Dockを必要な場所へ~


【DJI Dock 3紹介②】車載設置編 ~Dockを必要な場所へ~

前回は、DJI Dock 3とMatrice 4Dの基本的な特徴と、地上に固定して使用する「地上設置」についてご紹介しました。

第2回となる今回は、DJI Dock 3の大きな特徴のひとつである**「車載設置」**をご紹介します。

DJI Dock 3は車両にも搭載可能

DJI Dock 3は、車両に搭載して運用することができます。

地上への固定設置では、決められたエリアを継続的に飛行する使い方が中心になりますが、車載設置では、Dockそのものを現場へ移動できるというメリットがあります。

今回、東北ドローンでも実際に軽トラックへDock 3を搭載し、車載状態からMatrice 4Dを飛行させました。

車載することで活用の幅が広がる

車載設置は、毎回同じ場所から飛行するのではなく、現場に合わせて発着場所を変更したい場合に向いています。

例えば、

  • 長い区間を移動しながら行うインフラ設備の巡視・点検
  • 災害発生時の現場確認
  • 一時的にドローンの拠点を設置したい場所
  • 固定式のDockを設置することが難しい現場

などへの活用が考えられます。

特に鉄塔や送電線など、点検対象が広い範囲に点在している場合には、車両と一緒にDockを移動できることが大きなメリットになります。

車載ならではの注意点も

車載設置では、ただ荷台にDockを載せるだけではありません。

Dockを確実に車両へ固定することはもちろん、飛行時には車両を停止させ、設置場所の傾斜や周囲の障害物なども確認する必要があります。

実際の運用では、**「現場までどう移動するか」「どこに車両を停めるか」「そこからどの範囲を飛行するか」**まで含めて考えることが重要になります。

「固定するDock」から「移動できるDock」へ

Dock 3を車載することで、ドローンポートは「決められた場所に設置する設備」だけではなく、現場に合わせて移動できる設備としても活用できます。

東北ドローンでも、実際の現場を想定しながら、車載設置によってどのような業務を効率化できるのか検証を進めていきます。

YouTubeでもDJI Dock 3をご紹介しています

東北ドローンでは、YouTubeでもDJI Dock 3をご紹介しています。

実際のDockやMatrice 4Dの様子など、写真だけでは分かりにくい部分も動画でご覧いただけます。

▶ 東北ドローン DJI Dock 3紹介動画
https://youtu.be/1qXQ2IhQh_U?si=IDYLe69ACLQI8-t

ぜひこちらもご覧ください。

次回は「運用編」

第3回では、DJI Dock 3を実際にどのように操作するのか、**飛行ルートの設定や遠隔操作、Matrice 4Dの飛行など「運用面」**を中心にご紹介します。

DJI Dock 3を導入すると、実際のドローン業務がどのように変わるのかをご紹介していきます。

2026.10.02

【DJI Dock 3紹介①】DJI Dock 3とMatrice 4Dを紹介!まずは地上設置編

 

今回は、DJIのドローンポート「DJI Dock 3」と、対応機体の「DJI Matrice 4D」をご紹介します。

DJI Dock 3は、ドローンの保管・離着陸・充電などを自動で行うことができる設備です。

あらかじめ現地にDockを設置しておくことで、毎回操縦者がドローンを持って現場へ行くのではなく、離れた場所から遠隔でドローンを運用することができます。

今回は全3回のシリーズとして、

第1回:地上設置編
第2回:車載設置編
第3回:運用編

の順番でDJI Dock 3をご紹介していきます。

DJI Dock 3とは?

DJI Dock 3は、ドローンを現場に待機させるための「ドローンポート」です。

飛行時にはDockが開き、機体が離陸。飛行終了後は再びDockへ戻り、次の飛行に向けて充電を行います。

そのため、設備点検や工事現場の確認、敷地の巡回など、同じ場所を繰り返し確認するような業務での活用が期待できます。

これまでの、

「人がドローンを持って現場へ行く」

という運用から、

「ドローンを現場に待機させ、必要なときに飛ばす」

という運用へ変えられることが大きな特徴です。

DJI Matrice 4D

DJI Dock 3で使用する機体のひとつが「DJI Matrice 4D」です。

広角・中望遠・望遠の3種類のカメラを搭載しており、広い範囲の確認から、設備の細かな部分の確認まで1台で行うことができます。

また、屋外での業務利用を想定した防塵・防水性能を備えており、設備点検や巡回、測量などさまざまな用途での活用が考えられます。

今回は「地上設置」

今回は、DJI Dock 3を地上に設置して使用する方法をご紹介します。

地上設置では、あらかじめ決めた場所にDockを設置し、そこをドローンの発着拠点として使用します。

固定した拠点から繰り返し飛行できるため、

・インフラ設備の定期確認
・工事現場の進捗確認
・施設や敷地の巡回
・災害時の状況確認
・定点での撮影

などへの活用が考えられます。

Dockを設置する際には、電源や通信環境だけでなく、周囲に障害物がないか、ドローンが安全に離着陸できるかなども重要になります。

YouTubeでもDJI Dock 3をご紹介しています

東北ドローンでは、YouTubeでもDJI Dock 3をご紹介しています。

実際のDockやMatrice 4Dの様子など、写真だけでは分かりにくい部分も動画でご覧いただけます。

▶ 東北ドローン DJI Dock 3紹介動画
https://youtu.be/1qXQ2IhQh_U?si=IDYLe69ACLQI8-t_

ぜひこちらもご覧ください。

次回は「車載設置編」

今回は、DJI Dock 3とMatrice 4Dの基本的な特徴と、地上設置についてご紹介しました。

次回は、DJI Dock 3の特徴のひとつである**「車載設置」**についてご紹介します。

Dockを車両に搭載することで、固定した場所だけでなく、必要な場所へ移動してドローンを運用することができます。

実際にどのような使い方ができるのか、地上設置との違いも含めてご紹介していきます。

第3回では、実際の飛行ルート設定や遠隔操作などの**「運用編」**をご紹介する予定です。

2026.09.25

撮影で玉川温泉へ!温泉も楽しんできました!

今回は撮影で秋田県の玉川温泉へ!
撮影前日に一泊して、温泉にも入ってきました。
翌日の撮影の合間には、空いた時間に周辺の景色をパシャリ。
今回はその写真と一緒に、玉川温泉での思い出をご紹介します!

 
撮影した景色も印象的でしたが、忘れられないのはお湯の刺激。
日本一の強酸性といわれる温泉は、実際に入ってみるとピリピリして、私は長湯できませんでした(笑)。

 

撮影前日は玉川温泉に一泊。いざ、お湯を体験!

翌日の撮影に備えて、この日は玉川温泉に前泊。
前日に体験したのはお風呂で、周辺の風景を写真に撮ったのは翌日のことです。
まずは、印象に残ったお湯の話から。
玉川温泉のお湯は、塩酸を主成分とするpH1.2の強酸性。
日本一の強酸性の温泉として紹介されています。

源泉100%の浴槽は実際に入ってみると……肌がピリピリ!

「温泉に入って、のんびり長湯」といきたいところでしたが、源泉100%は私には刺激が強く、

長くは入っていられませんでした。
これが玉川温泉のお湯なのか、と身をもって実感。
源泉50%の浴槽や蒸気湯など様々な浴槽があり、とてもリラックスできました!

  

撮影当日の空き時間に、玉川温泉の風景を写真に

玉川温泉で一泊した翌日は、現地で撮影。その当日に時間が空いたので、湯けむりが立ち上る景色や周辺の
様子を写真に収めました。
玉川温泉で目を引くのは、岩場から立ち上る白い湯けむり。緑に囲まれた山の景色の中に、
岩肌が広がる一帯があり、独特の雰囲気があります。
  
もうひとつ印象に残ったのが、天然の岩盤浴で湯治をしている方が多かったこと。
玉川温泉では、地熱を利用した天然の岩盤浴も特徴のひとつです。
湯けむりが上がる岩場のそばで、それぞれに過ごしている人たちの姿は、私にはあまり見たことのない光景でした。
温泉のお湯に入るだけではない、玉川温泉ならではの湯治の風景が印象に残っています。
  
写真に写っているのは、もくもくと立ち上る湯けむりと、その向こうに見える山の緑。岩場には黄色く色づいた

部分もあり、画面の中にいくつもの色や質感が重なります。

  

 

中でも印象に残ったのが、青く見えるお湯と白い湯けむりの組み合わせ。

荒々しい岩場の中にきれいな色が見えて、玉川温泉らしい景色を撮ることができました。

 

 

景色もお湯も、記憶に残る一泊に

ピリピリのお湯を体験し、撮影の合間には、湯けむりや天然の岩盤浴で湯治をする人たちの姿に
触れることができました。
お風呂と、空き時間に見た風景。その両方が、玉川温泉の思い出になっています。
写真を見返すと、岩場や湯けむりの迫力と一緒に、あのピリピリした感覚まで思い出します。
撮影の思い出に、ちょっと刺激的な温泉の思い出が加わりました!

2026.09.18

「ドローンを飛ばすだけじゃない。東北ドローンのものづくりを支える3Dプリンター」

 東北ドローンでは、ドローンを飛ばすだけではなく、現場や実証実験で必要となる装置や治具の設計・製作にも取り組んでいます。

そのものづくりを支えているのが、3Dプリンターです。

現在、東北ドローンではCreality製の「K2 Pro」と「K1 Max」を活用し、さまざまな部品や装置の製作を行っています。

必要なものは、自分たちでつくる

ドローンを活用した業務や実証実験では、市販されている製品だけでは対応できないことがあります。

「この機体にこの装置を取り付けたい」
「この方法で物を運びたい」
「実証実験のために専用の治具が必要」

そうした課題に対して、東北ドローンでは必要な部品や装置を自社で考え、形にしています。

実際にこれまで、ドローンから物を投下するための装置や、実証実験で使用する専用治具などを製作し、実際の機体に取り付けて飛行させてきました。

単に部品を製作するだけではなく、実際の飛行環境で使用し、問題なく動作するかまで確認しています。

CAD設計から製作、飛行まで

製作する部品は、まずCADを使って設計します。

必要なサイズや形状、機体への取り付け方法、使用する環境などを確認しながら設計を行い、そのデータをもとに3Dプリンターで出力します。

出力した部品は、必要に応じて組み立てや調整を行い、実際の機体へ取り付けます。

そして最後に、実際に飛行させ、動作や使い勝手を確認します。

東北ドローンでは、

「設計する」
「つくる」
「組み立てる」
「飛ばす」
「改善する」

という一連の流れを自社で行っています。

実際に飛ばしてみることで初めて分かる課題もあります。

その結果を再び設計へ反映し、形状や取り付け方法を変更しながら、より使いやすく、現場に合った仕組みへと改良していきます。

空飛ぶ車の設計・製作にも活用

3Dプリンターは、ドローン用の部品だけではなく、現在取り組んでいる「空飛ぶ車」の設計・製作にも活用しています。

東北ドローンでは、空飛ぶ車を一から設計し、必要な部品を自ら製作しながら形にしていく取り組みを進めています。

その中で、CADで設計した部品を実際の形にするために、3Dプリンターが大きな役割を担っています。

机上の設計だけで終わらせるのではなく、実際に部品を出力し、組み立て、形状や構造を確認しながら次の設計へつなげていきます。

一つひとつの部品を作りながら、全体を組み上げ、新しい機体や仕組みを形にしていく。

3Dプリンターは、こうした東北ドローンの開発を支える重要な設備の一つとなっています。

K2 ProとK1 Maxを活用

現在使用しているのが、「K2 Pro」と「K1 Max」の2台です。

どちらも比較的大きな部品の製作に対応でき、高速で造形できるため、設計変更や改良を繰り返す開発業務にも適しています。

「一度作って終わり」ではなく、実際に使用しながら形状を修正し、再度出力する。

3Dプリンターがあることで、この開発サイクルを社内で素早く回すことができます。

CADで設計したものをすぐに形にし、組み立て、実際の機体へ反映する。

こうしたスピード感も、東北ドローンのものづくりの強みの一つです。

「こんなことをしたい」を形にする

東北ドローンが大切にしているのは、既存のドローンや製品をそのまま使うことだけではありません。

お客様から、

「ドローンでこんなことができないか」
「この装置を搭載して飛ばしたい」
「今まで人が行っていた作業をドローンでできないか」

といったご相談をいただいた際に、その目的を実現するためには何が必要なのかを考えます。

既存の製品で対応できなければ、必要な部品を設計する。

部品がなければ、3Dプリンターでつくる。

装置として組み上げ、実際にドローンへ搭載して飛ばしてみる。

そこからさらに改良を重ね、新しい仕組みとして形にしていきます。

東北ドローンでは、こうした設計・製作から実証、飛行までを一貫して行ってきた経験があります。

ドローンを使って、新しい仕組みをつくる会社へ

ドローンの活用方法は、空撮や点検だけではありません。

物流、設備点検、災害対応、調査、計測など、使い方次第でさまざまな可能性があります。

そして、その可能性を広げるためには、ドローンだけを見るのではなく、搭載する装置や周辺機器、運用方法まで含めて考えることが重要です。

東北ドローンでは、3DプリンターやCADを活用しながら、必要なものを自分たちで設計・製作し、実際のフィールドで検証しています。

さらに、空飛ぶ車のように、まだ形のないものを一から設計し、新しい機体や仕組みそのものをつくることにも取り組んでいます。

既製品を使うだけの会社ではなく、

「こんなことを実現したい」

というところから一緒に考え、必要なものをつくり、実際に飛ばし、新しい仕組みとして形にしていく。

東北ドローンは、これからもドローンとさまざまな技術を組み合わせながら、新しいものづくりに挑戦していきます。

2026.09.11

ドローン×AI!Manifold 3を活用したボルトや熊AI検知システムを開発中!!

東北ドローンでは現在、DJIの「Manifold 3」を活用したAIによる検知システムの開発を進めています。

Manifold 3は、ドローンに搭載して使用するコンピューターです。独自に開発したAIモデルやソフトウェアをドローン上で動かすことができ、カメラ映像から対象物を検知するといった活用ができます。

今回開発しているのは、ボルトAI検知と熊AI検知です。

今回は、実際に開発を担当しているエンジニアに、Manifold 3を使った開発について話を聞きました。

Q. 今回Manifold 3を使ったAI開発を始めたきっかけは?

一番の理由は、Manifold 3の高い計算能力です。

高性能なコンピューターをドローンに搭載することで、より高度な機械学習モデルやドローン制御アルゴリズムを
動かすことができます。

これにより、これまで対応が難しかった課題や、より高度なお客様のニーズにも対応できる可能性が広がりました。

Q. Manifold 3を使うと、通常のドローンのAI機能と何が違う?

大きな違いは、自社で開発したAIモデルやソフトウェアを搭載できることです。

ドローンに標準搭載されているAI機能だけではなく、業務内容や目的に合わせて独自のAIを開発することができます。

そのため、点検や安全確認など、それぞれの現場に合わせたシステムを構築できる点が大きな特徴です。

Q. 今回はどんなAIを開発しているの?

現在開発しているのは、「ボルトAI検知」と「熊AI検知」です。

ドローンのカメラ映像をAIで解析し、対象物を検知すると、操縦者が送信機の画面上で確認できる仕組みを
開発しています。

【ボルトAI検知】

ボルトAI検知では、ドローンで撮影した映像からボルトをAIが認識します。

正常なボルトだけでなく、腐食や欠損などの異常候補を検知することを目的に開発を進めています。

鉄塔や橋梁など、多くのボルトを確認する必要があるインフラ点検で、点検作業をサポートする技術としての活用を
目指しています。

 

【熊AI検知】

熊AI検知では、ドローンのカメラ映像から熊をAIが認識します。

熊を検知すると、操縦者が送信機の画面上で検知位置を確認できる仕組みになっています。

山間部での点検や作業前にドローンで周辺を確認することで、熊の早期発見や作業員の安全確保を
サポートする技術として活用を目指しています。

Q. 開発で一番苦労したところは?

Manifold 3を使った開発では、AIモデルを作るだけではなく、ドローン上で安定して動かすための調整も必要になります。

特に、CやC++などを使った組み込みプログラミングでは、メモリ管理や処理速度などを考えながら開発する必要があり、
高度な技術が求められます。

こうした課題に対応しながら、Manifold 3の性能を活かし、自社で学習したAIモデルをドローン上で動かせるよう
開発を進めています。

Q. 今後はどのような開発を進めていく?

今後も、AIモデルの改良や新しいドローン制御アルゴリズムの開発を進め、飛行しながらの検知テストを行っていく予定です。

お客様ごとの課題や現場のニーズに合わせて、より実用的なAIシステムを開発し、点検業務の効率化や作業員の安全性向上につなげていきたいと考えています。

ドローンが「撮影する」だけではなく「見つける」存在へ

これまでドローンは、空から写真や映像を撮影することが主な役割でした。

そこにAIを組み合わせることで、撮影した映像の中から必要な対象物を自動で見つけ、操縦者の判断をサポートすることが
可能になります。

東北ドローンでは今後も、ドローンとAIを組み合わせ、実際の現場で役立つ技術の開発・検証を進めていきます。