東北ドローンブログ
2024.06.17
台湾の展示会を視察しました。
■展示会場
2024年6月7日、台湾で開催された台北国際コンピュータ見本市(以下:COMPUTEX)を視察しました。
※参考URL:https://www.computextaipei.jp/
COMPUTEXは、アジア最大規模のICT(情報通信技術)見本市で、2024年の6月4日~7日の期間に開催されました。
世界各国のICTに関するプロダクトが披露されました。
開催場所は台北市内です。
台北駅から地下鉄で20分ほどのところにある、台北南港展覧館という建物です。
台北南港展覧館は、巨大な2つの棟で構成されています。
それぞれの棟の中には広大な展示フロアが複数あり、連日多くの国際的な展示会が開催されています。
■幅広い分野の展示
COMPUTEXでは、それぞれの棟のフロアごとに大まかなコンセプトがあり、
全体として次のような内容に関する企業のプロダクトの展示が行われていました。
・Advanced Communication & Networking(高度な通信とネットワーク)
・AI Computing & System Integration(AIコンピューティングとシステムインテグレーション)
・Components & Battery Energy Storage(コンポーネントとバッテリーエネルギーストレージ)\
・Consumer Electronic Accessories(消費者向け電子アクセサリー)
・Gaming & Metaverse(ゲーミングとメタバース)
・Industrial IoT & Embedded Systems(産業IoTと組込みシステム)
・InnoVEX( Innovation + Venture + Exhibitions を意味する造語)
・International Exhibitors Area(国際展示エリア)
・IoT & Smart Technology(IoTとスマートテクノロジー)
・Media(メディア)
・Semiconductors & Hospitality Suites(半導体とホスピタリティスイート)
・Smart Mobility(スマートモビリティ)
・Smart Retail & Business Solutions(スマートリテールとビジネスソリューション)
・Storage & Management Solutions(ストレージとマネジメントソリューション)
このように、最新テクノロジー全般に関する展示が行われました。
数百にも及ぶ企業ブースがありました。
■世界的な注目度
世界の注目度も高く、開催日初日には、先日世界2位の時価総額になった米国の半導体メーカー
NVIDIA社の創始者でCEOのジェンスン・フアン氏も基調講演を行いました。
多国籍な企業が出展し、多国籍な人々が交流する、まさに国際的な展示会でした。
■ドローンの展示
COMPUTEXは、何かひとつの分野に特化した展示会というよりも、幅広い分野の最新テクノロジーが展示されていました。
ドローンに関する展示も、数は多くはありませんでした。
台湾やマレーシアの新興ドローンメーカーなどがパネルを展示していました。
パネル展示企業のひとつであるAlphaswift社は、物資の輸送や農薬散布のソリューションを提供していることを明言していました。
■AIの全体的な動向
COMPUTEXでは、あらゆる企業のブースにNVIDIA社(AIに使用されるGPUを製造する企業)のロゴを確認することができました。
プロダクトにAIが使われるのは当たり前になっており、その上でどのような独自性や便益を提供できるかが焦点になっていました。
また、AIの「精度」だけでなく「速度」も競争の焦点となっている印象でした。
ChatGPTのような「自然言語」分野の進化と同様の進化が、「画像認識」や「音声認識」などの分野でも起こっていました。
様々な分野のAIで、リアルタイム性が求められていることを実感しました。
■おわりに
今回の展示会では、世界の最新技術に関する法人が一堂に会する場となりました。
約半日の視察でしたが、ブースを一つひとつじっくりと確認するには、数日はかかるほどの出展数でした。
引き続き東北ドローンは、最新技術を追いかけ、時代に合ったより良いサービスを皆様に提供するために精進して参ります。
2024.05.07
XPONENTIAL2024レポート
毎度お世話になっております
東北ドローン 桐生でございます
4月22日~25日までアメリカはサンディエゴで開催された世界最大級のドローン展示会
「XPONENTIAL2024」のレポートをアップいたします。
ビジネス的な部分は一緒に行動させて頂いていた「ドローンジャーナル」様のレポートや出展されていた
「エアオーシャン・スペースワン」様がレポートやイベントを実施しておりましたので、私は少し視点を変えて高校生などの
若い方々がドローンを使った競技を展示会場で開催されており、非常に興味深い内容でしたので、そちらを取り上げてみたいと思います。
〇競技内容
小学生くらいの低学年~高校生くらいのティーンエイジャーと先生などで実施する競技となっており
大きく3つの課題がありましたので、簡単に紹介いたします。
①ドローンレース
②ドローンの下部をバーに早く正確に触れる課題達成型のレース
③AVRという都市を想定した空中ドローンだけではなく、7~10人のチーム戦で地上車両や地上ステーション、
ロジスティクスロボットなどを使用した複合的なミッションをクリアする必要がある競技
くわしくはこちらのウェブページ
・空中ドローンで消火活動を模した競技を行っている様子
・空中ドローンだけではなく、ビルの屋上で作業するローバーを運び、地上にある車両型のローバーと連携し物資を運ぶ
ミッションも同時に進行しており、チーム内での連携が非常に重要な課題になっている。
このように1つの機体だけで様々なミッションではなく、複数名のパイロットに指揮を統括させ、
様々なミッションを達成させるような競技となっており、単純にミッションだけではなく
開発を誰がどのようにしているなどのプレゼンテーションのボード作成しミッションとプレゼンの総合点で
競技を実施していることに非常に感銘を受けました。
・競技だけではなくプレゼンテーションも各チーム趣向を凝らしており、興味深い内容であった
ドローンやローバーの物理的な開発だけではなく、制御するプログラミングやプレゼンテーションのグラフィック開発、
どのように目を引くかなどの趣向なども今後のドローンビジネスに必ず必要な要素を学生時分に経験できるのは非常に
素晴らしい取り組みと感銘を受けました。
非常に絞った内容のレポートとなりますが、今後のドローン業界には必ず必要な取り組みではないかと考え、
日本国内でもぜひ参考に教育カリキュラムの提供をできるように弊社でも検討してまいります。
以上、絞りに絞ったレポートとなりましたが、今回様々な展示を見て、一番記憶に残り、興味深かったレポートでございます。
興味ある方は動画もございますので、是非お声かけいただければと存じます。
2024.04.04
新しいドローン機材を購入しました ♪ 【FLYCART30】
この度東北ドローンでは、新しいドローン機材を購入いたしました。
DJI FLYCART 30です♪
東北ドローンの機材の中で最も大型の機材となります。
FLYCART 30は物資輸送に特化した大型のドローンで、今後様々な機会に使用できると期待しています。
サイズ: アーム展開時:1590×1900×947mm(長さ×幅×高さ)
重量:バッテリー非搭載時:42.5kg
バッテリー2個搭載時:65kg
最大離陸重量:95kg
(詳しいスペックはDJI HPをご覧ください。)
先日、フライト試験をした動画を近日Youtubeにて公開いたしますので、お楽しみに♪
東北ドローンでは、現在スクール受講者募集中です♪
2024.03.18
YOUTUBEチャンネル”朝日新聞デジタルマガジン”様の動画撮影に協力しました。
朝日新聞デジタルマガジン&様のYOUTUBEチャンネルにUPされている
弊社のドローン機材にて撮影した映像が使用されています。
空撮を担当させていただきました。
使用機材はMavic3Classicです。
是非ご覧ください♪
↓↓↓
スクール:無人航空機操縦士資格取得講座|東北ドローン教育スクールは初心者から上級者まで対応 (tohoku-drone.jp)
2024.03.13
東北大との共同研究内容がロボティックスシンポジア(学会)にて発表されました。
3/5~3/6 沖縄で開催された第29回ロボティックス シンポジアにて
東北大学と共同研究を行った「ドローン空撮による山岳地帯におけえる夜間遭難者位置システムの完全自動化」の論文について
発表がされました!!!
ロボティクスシンポジアは、
日本機械学会、日本ロボット学会、計算自動制御学会の共同開催で、ロボット分野を集約し、国内におけるロボット関連分野の集大成として行われる研究発表の場です。
「ドローン空撮による山岳地帯における夜間遭難者位置報告システムの完全自動化」とは
山岳救助は捜索を行う人員の危険、大幅な捜索時間、コスト、二次災害のリスクを伴います。
また夜間においては明かりが一切なく安全を確保することが難しいため捜索を行うことができません。
こうした課題の解決策として、昨今ではドローンを活用し捜索活動を行っています。
ドローンは有人航空機に比較し、運用が容易で捜索者の立入が困難な場所へのアプローチが可能です。
このドローンを用いた捜索を完全自動で行い、また夜間でも赤外線カメラを使用することで捜索を可能とする研究を行い、東北大学がロボティクスシンポジアにて発表を行いました。
この論文の内容に関連し、3/11に【東日本大震災から13年】「あすにつなげる~命を守る先端技術」岩手・宮城・福島ANN3局共同制作にて東北大学と弊社の桐生が取材を受けました。
46:12~紹介されています。
是非ご覧ください。