東北ドローンブログ
2026.09.11
ドローン×AI!Manifold 3を活用したボルトや熊AI検知システムを開発中!!
東北ドローンでは現在、DJIの「Manifold 3」を活用したAIによる検知システムの開発を進めています。
Manifold 3は、ドローンに搭載して使用するコンピューターです。独自に開発したAIモデルやソフトウェアをドローン上で動かすことができ、カメラ映像から対象物を検知するといった活用ができます。
今回開発しているのは、ボルトAI検知と熊AI検知です。
今回は、実際に開発を担当しているエンジニアに、Manifold 3を使った開発について話を聞きました。
Q. 今回Manifold 3を使ったAI開発を始めたきっかけは?
一番の理由は、Manifold 3の高い計算能力です。
高性能なコンピューターをドローンに搭載することで、より高度な機械学習モデルやドローン制御アルゴリズムを
動かすことができます。
これにより、これまで対応が難しかった課題や、より高度なお客様のニーズにも対応できる可能性が広がりました。
Q. Manifold 3を使うと、通常のドローンのAI機能と何が違う?
大きな違いは、自社で開発したAIモデルやソフトウェアを搭載できることです。
ドローンに標準搭載されているAI機能だけではなく、業務内容や目的に合わせて独自のAIを開発することができます。
そのため、点検や安全確認など、それぞれの現場に合わせたシステムを構築できる点が大きな特徴です。
Q. 今回はどんなAIを開発しているの?
現在開発しているのは、「ボルトAI検知」と「熊AI検知」です。
ドローンのカメラ映像をAIで解析し、対象物を検知すると、操縦者が送信機の画面上で確認できる仕組みを
開発しています。
【ボルトAI検知】
ボルトAI検知では、ドローンで撮影した映像からボルトをAIが認識します。
正常なボルトだけでなく、腐食や欠損などの異常候補を検知することを目的に開発を進めています。
鉄塔や橋梁など、多くのボルトを確認する必要があるインフラ点検で、点検作業をサポートする技術としての活用を
目指しています。

【熊AI検知】
熊AI検知では、ドローンのカメラ映像から熊をAIが認識します。
熊を検知すると、操縦者が送信機の画面上で検知位置を確認できる仕組みになっています。
山間部での点検や作業前にドローンで周辺を確認することで、熊の早期発見や作業員の安全確保を
サポートする技術として活用を目指しています。

Q. 開発で一番苦労したところは?
Manifold 3を使った開発では、AIモデルを作るだけではなく、ドローン上で安定して動かすための調整も必要になります。
特に、CやC++などを使った組み込みプログラミングでは、メモリ管理や処理速度などを考えながら開発する必要があり、
高度な技術が求められます。
こうした課題に対応しながら、Manifold 3の性能を活かし、自社で学習したAIモデルをドローン上で動かせるよう
開発を進めています。
Q. 今後はどのような開発を進めていく?
今後も、AIモデルの改良や新しいドローン制御アルゴリズムの開発を進め、飛行しながらの検知テストを行っていく予定です。
お客様ごとの課題や現場のニーズに合わせて、より実用的なAIシステムを開発し、点検業務の効率化や作業員の安全性向上につなげていきたいと考えています。
ドローンが「撮影する」だけではなく「見つける」存在へ
これまでドローンは、空から写真や映像を撮影することが主な役割でした。
そこにAIを組み合わせることで、撮影した映像の中から必要な対象物を自動で見つけ、操縦者の判断をサポートすることが
可能になります。
東北ドローンでは今後も、ドローンとAIを組み合わせ、実際の現場で役立つ技術の開発・検証を進めていきます。



