東北ドローンブログ

2026.08.21

走る?飛ぶ?「空飛ぶ車」を開発中!製作者にインタビューしました

走る?飛ぶ?「空飛ぶ車」を開発中!
製作者にインタビューしました

東北ドローンでは、ドローンを活用した点検や空撮だけでなく、現場の課題を解決するための新しい機体や
システムの開発にも取り組んでいます。

今回ご紹介するのは、以前ブログでも紹介した、車輪による走行と飛行の両方が可能な小型ドローンです。

普段は地上を走行し、段差や障害物などによって進めなくなった場合には飛行へ切り替える。そんな「走る」と「飛ぶ」を組み合わせた新しい機体を現在開発しています。

今回は、開発を担当している製作者に、開発のきっかけや想定している活用方法、今後の展望について聞きました。


現在開発している機体について、簡単に紹介してください

現在開発しているのは、車輪による走行と飛行の両方が可能な小型ドローンです。

通常は車輪で地上を走行し、段差や障害物など、走行だけでは移動が難しい場面では飛行に切り替えられることを
目指しています。

ドローンの機動性と、走行ロボットの安定性・省電力性を組み合わせることで、従来のロボットでは入りにくい場所でも
柔軟に移動できる機体を目指して開発しています。

この機体を開発しようと思ったきっかけは何ですか

きっかけは、建物内や配管内などの複雑な環境では、走行ロボットだけでも、
ドローンだけでも対応しにくい場面があると感じたことです。

走行ロボットは安定して移動でき、比較的エネルギー効率にも優れていますが、段差や障害物があると
進めなくなる場合があります。

一方、ドローンは障害物を越えることができますが、常に飛行し続けると消費電力が大きくなり、狭い空間では
操作や運用が難しくなることがあります。

そこで、普段は車輪で効率よく移動し、必要な場面だけ飛行する機体にすることで、
両方の長所を活かせるのではないかと考えました。

どのような場所での使用を想定していますか

主に、人が入りにくい場所や、移動が難しい環境での使用を想定しています。

たとえば、

  • 建物内部の点検
  • 大型配管の内部
  • 段差や障害物が多い場所
  • 人が直接立ち入りにくい場所

などです。

特に、地上走行だけでは進めない場所があり、かといって常に飛行するには効率が悪いような環境で、
有効に活用できると考えています。

車輪での走行と飛行を組み合わせた理由を教えてください

走行と飛行には、それぞれ得意な場面があるためです。

車輪による走行は、安定していてエネルギー効率が良く、長い時間の移動に向いています。

一方で、段差や隙間、障害物などがあると移動が難しくなる場合があります。

飛行は、障害物を越えたり、地上では進めない場所を移動したりするのに向いていますが、常に飛び続けると
消費電力が大きくなります。

そこで、基本は車輪で走行し、必要なときだけ飛行することで、効率と機動性の両立を目指しています。

どのような場面で飛行機能を使用する想定ですか

飛行機能は、地上走行では越えられない段差や障害物がある場合、通路が途切れている場合、  
瓦礫や配管の継ぎ目などを越える必要がある場合に使用する想定です。

また、狭い環境の中で進路を変更したい場合や、地上からでは確認しにくい場所を一時的に確認するといった 
使い方も考えています。

ただし、常に飛行するのではなく、あくまで走行を補助する機能として活用することを想定しています。

この機体によって、どのような課題を解決したいと考えていますか

人が入りにくい場所の点検や調査を、より安全かつ効率的に行えるようにしたいと考えています。

現在、建物内部や大型配管のような場所では、人が直接確認するには危険だったり、
既存のロボットでは移動しにくかったりする場合があります。

この機体によって、走行と飛行を切り替えながら移動することができれば、これまで機械では進みにくかった場所も含め、より広い範囲を効率的に点検できる可能性があります。

最終的には、人の負担や危険を減らしながら、点検・調査作業を支援できるロボットにすることを目標としています。

現在は、どのような段階まで開発が進んでいますか

現在は、走行と飛行を組み合わせるための基本的な機体構成や制御方法を検討し、
試作機の設計・調整を進めている段階です。

今後は、実際に走行と飛行の動作を確認しながら、安定性や操作性などを検証し、
現場でより使いやすい機体へ改良していく予定です。

今後の開発に向けた意気込みを教えてください

まだ試作段階ではありますが、走行と飛行を組み合わせた機体には、
通常の走行ロボットやドローンにはない可能性があると感じています。

将来的には、人が入りにくい場所での点検や調査を支援できるような、実際の現場で役に立つロボットを目指して
開発を進めていきたいと考えています。


「走る」と「飛ぶ」を組み合わせた、新しい点検のかたちへ

今回開発している機体は、単にドローンを地上でも走れるようにすることが目的ではありません。

走行が適している場所では車輪で移動し、走行では難しい場所だけ飛行する。

それぞれの移動方法を使い分けることで、省電力性・安定性・機動性を兼ね備えた点検ロボットを目指しています。

東北ドローンでは、今後も実際の現場で感じた課題をもとに、ドローンやロボット、ソフトウェアなどを活用した
新しい技術の開発に取り組んでいきます。

「こんな場所を点検できる機体が欲しい」「このような機能があれば便利」といったご意見やご要望がございましたら、
ぜひお気軽にご相談ください。

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