東北ドローンブログ

2024.10.18

気温の変化に注意

 皆さんこんにちは!

東北ドローンです。

事務所のある仙台の気温も下がってきました。

向こう1週間の天気予報を見ると、最低気温が一桁台になる日もありました。

パイロットは舵の操縦の機微や咄嗟の判断のために、健康管理がとても重要になります。

季節の変わり目で日中の最高気温と夜間の最低気温の差が大きくなり、また日ごとの差も大きい時期となってきました。

体調管理を万全にして、オペレーションに臨んでください!

今後とも、皆様のよりよい運用を支援できるよう、情報発信を続けてまいります。

2024.10.11

福島ロボットテストフィールドでDJI FlyCart30のテスト飛行を実施しました。

 皆さんこんにちは!

東北ドローンです。

 

先日、弊社の研究室のある福島ロボットテストフィールドにて、DJI FlyCart30の運用テストを実施しました。

 

 

以前の投稿でもお伝えしましたが、DJI FlyCart30は、DJIの最新の物流ドローンで、機体の大きさはDJIでも最大級となります。

「物流に、新たな未来を」とのキャッチコピーにもあるとおり、DJI FlyCart30は革新的な性能のドローンとなります。

 

カーゴモードとウィンチモードといった、2種類の物資運搬方法があります。

カーゴモードは大きな運搬用のケースがドローンと一体化して、そのケースの中に物資を入れて運用します。

ウィンチモードは巻き上げ機とロープを使い、そのロープに物資を固定させて運用します。

 

今回は、ウィンチモードのテストを行いました。

 

①玉掛けを行った箱をウィンチを伸ばして吊り上げます。

②ウィンチを巻き、完全に巻き終わったら、移動します。

③所定の物資を輸送する位置へ移動が完了したら、ウィンチを伸ばして、地面に箱を降下させます。

④箱が地面に置かれると、重さが軽くなることを自動検知して、ウィンチが外れます。

⑤ウィンチを巻き上げます。

 

上記の①~⑤を繰り返し、テストを行いました。

 

目標とする位置までかなり高い精度で、物資を降下させることが可能であることがわかりました。

 

精度の高い降下により、比較的狭い場所にも物資を運ぶことができます。

まさに、物流の「新たな未来」を垣間見ることができました。

 

東北ドローンは、引き続き様々なドローンの運用の可能性を追究してまいります。

2024.09.27

【秋季】ドローン運用時の水分補給の重要性

みなさんこんにちは!

東北ドローンです。

間もなく10月になりますね。

仙台はいくぶん気温が下がりましたが、最高気温が20度台後半となる予報が目立ちます。

まだまだ熱中症には気をつけてください。

東北ドローンでは、現場には十分な水分を持参してドローンを運用します。

操縦や補助に集中すると水分補給が忘れがちになってしまいます。

トイレの不安もあるかもしれませんが、熱中症になった場合は身体が重篤になりかねません。

10月も、水分をしっかり摂って、身体にも安全な運用を行ってくださいね♪

それでは、またよろしくお願いいたします。

2024.09.13

【新発売】DJI史上最軽量ドローン”DJI NEO”

■はじめに

みなさんこんにちは!

東北ドローンです。


このたびは、会社に新たなドローンが加わりました!

その名も、「DJI NEO」。

Vlog撮影やカジュアルな空撮に向けて開発されたドローンです。



 

■DJI NEOの特徴

その重量が、バッテリーやプロペラガード込みでなんと135g!

DJI最軽量、手のひらサイズのドローンです。

そんなDJI NEOについて、次のような特徴があります。


・AIトラッキング

・クイックショット

・複数のコントロール方法

・高い映像品質

・コンテンツ作成のための便利機能

・小型ながらも安定した飛行と優れたバッテリー


一つひとつ見ていきましょう。



■AIトラッキング

機体には、AIのアルゴリズムが内蔵されており、AIが人を検知して自動で追尾してくれる機能があります。



■クイックショット

DJI NEOには、「クイックショット」という機能があります。

事前に複数の撮影方法から任意の撮影方法を選んで撮影方法を指定することで、トラッキングの際に自動で撮影してくれる機能です。

スマホを使わずに、機体本体のボタンから選択することができるので、咄嗟の判断で撮影方法を選択することができます。



■複数の操縦方法

コントローラを使用した飛行に加えて、コントローラを使わない飛行も可能になります。

モーションコントロールやFPVゴーグルによる操縦も可能です。



■高い映像品質

1/2インチのイメージセンサーを搭載していることに加え、4Kの映像を撮影することができます。



■コンテンツ作成のための便利機能

4k/30fpsで40分撮影が可能な内部ストレージを有しています。

また、Wi-Fiを使えば、撮影データを高速でスマートフォンに転送することができます。



■小型ながらも安定した飛行と優れたバッテリー

スケール4(最大風圧抵抗8m/s)の風圧体制に加え、18分もの最大飛行時間性能を有しています。



■さいごに

DJIより画期的な小型ドローンが登場しました。

とても便利な機体の大きさと性能により、あらゆる場面の空撮に対応出来そうですね!

東北ドローンは、これからもドローンに関する価値ある情報の提供をめざし、まい進してまいります。


本日も、お読みいただきありがとうございました!

2024.09.06

学生による作業改善となる新システムの開発 その2

 こんにちは!

東北ドローンです。

ご覧いただきありがとうございます! 

前回に引き続き、今回も弊社で働いている学生のA君が作成したシステムをご紹介します。

 

DJIのMatirice300機に接続可能な「H20(H20T)」カメラや、機体「Matirice30機(Matirice30T機)」の機能のひとつに「高解像度グリッド撮影」という撮影方法があります。

この撮影ではまず、プロポの画面上で、任意の倍率を設定します。

次に、手動により任意の範囲を指定します。

範囲を指定すると、その範囲内で自動的に網目状のグリッド(格子)を作成します。

撮影ボタンを押すことで網目を構成する四角形一つひとつにズーム撮影を行います。

 

グリット撮影では、指定した網目ごとにフォルダが生成され、その中に複数の画像ファイルが保存されます。

グリッド撮影でインフラの点検を行う場合、大量の画像ファイルが作成されます。

 

点検を行う際は、全景から見たい範囲を選択して確認することができるものの、分割された大量のファイルを一つひとつ開閉して目視で確認する作業が必要となるため、作業量が膨大になります。

  

そこで、そういった課題を解決するための構想を練り、作成をA君へ依頼しました。

A君には快諾いただき、後日システムが完成しました。

それは、1回に撮影した大量の画像を1つに結合させるシステムです。

作成されたシステムでは、フォルダ内の画像が結合されます。

 

結合された画像は、画質が落ちずに1枚の大きな画像となります。

そのため、複数の画像ファイルを開閉する手間が減り、作業の生産性が向上します。

 

また、シームレスな全体の中から部分を確認することができるため、確認箇所の認識が容易になります。

「いまどこを確認しているのか?」といった、注意不足による点検部分の忘却を減らすことが期待できます。

 

システムを具体化してくれたA君に、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

今後とも、皆様の点検作業の負担が少しでも削減されるよう、従業員一同精進してまいります!

これからも、よろしくお願いいたします。